イタリア国籍の方と結婚した方向け
こんにちは、ぽれんたです。私はイタリアに住み始めてから1年が過ぎましたが、先日やっと、滞在許可証 (Permesso di Soggiorno、私が申請したのはCarta di Soggiorno)を州警察(Questura-Polizia di Stato))から受け取ることができました。
え?1年も滞在許可証を取得するまでかかったって大丈夫なの?と思う方がいらっしゃるかもしれません。準備不足も相まっていろいろつまずきながら、右往左往しながら、不安にも駆られながら生活し、今に至ります。きっとこれからイタリア移住を考えている人は私と同じように、壁にぶつかるのではないでしょうか。ですのでまずは、今回私が滞在許可証を取得するまでの流れをご紹介したいと思います。
イタリアで滞在許可証を申請する人はまず最初に郵便局へ行き、申込書類が入った封筒(KIT‐キット)をもらいにいきます。
キットは無料です。しかし取り扱っていない郵便局も存在します。私も隣の街の郵便局でキットをもらい、申請しました。
キットに入っている申請用紙の必要カ所全てに記入し、必要書類を準備します。
参考例として、私が用意したものです。パスポートのコピー、婚姻関係・家族の証明になるもの(私は日本から戸籍謄本を持っていきました。そしてアポスティーユの申請を外務省に申請しています。)、日本語の翻訳(私は自分で作成しました)、証明写真(カードにしたい方)。そして住居の証明書(Certificato di Idoneita Alloggiativa)・家族の身分証明書(Certificato di Stato Famiglia)を市役所(Municipio)で取得しました。
キット・必要提出書類全てを持参し、郵便局にて、郵便局への手数料・収入印紙代・カード発行手数料(カードの滞在許可証を申請したい方)を支払います。
キットは封をせずに持っていきます。郵便局員が全て確認し、支払いが完了したら封をしてQuesturaに郵送してくれます。
※そして支払い済みの領収書とQuesturaの予約日・持参すべき必要書類などが記載された用紙を発行してくれます。この用紙は大事な証明書になりますので大切に保管してください。私はパスポートにはさんで肌身離さず持ち歩いていました。
Questruraの予約日に、記載された書類、郵便局で支払った分の領収書も含め全て持参し手続きを行います。
ここでも私が用意したものを参考例として記載しておきます。Questruraの予約表、領収書、私のパスポート、夫のパスポート、夫のCUD(扶養する能力があるかどうかの証明の為。夫の会社に申請して発行してもらいました)、証明写真、住民票(Certificato di Residenza)を持参しました。
※全ての手続きが完了したら、証明書(仮の滞在許可証)を発行してくれます。
証明書を持参し、Questuraで滞在許可証を受け取ります。
パスポートで身分証明確認、カードの氏名・生年月日の確認が完了すれば晴れて滞在許可証を取得できます。
以上が、私が取得するまでの流れです。私はコロナでの制限の中での申請でしたので必ず予約が必要でした。また、度々ルールなどが変わりますのであくまで参考程度に、必ず各自お調べになってから申請を行ってください。