こんにちは、ぽれんたです。
今回は、イタリア移住を考えている方に向けて、個人的に私が知っておいた方がいいと思う基本的な情報をお届けします。
イタリアには素晴らしい魅力がたくさんありますが、実際の生活には様々な課題も待ち受けています。
これから紹介する内容は詳しい解説ではないですが、調べたり準備を始めるためのきっかけとして活用していただければと思います。
イタリアの挨拶習慣について
挨拶は日常生活の重要な一部ですが、イタリアでは特に、家族や親しい友人との再会時には抱擁や頬へのキスをする文化が根付いています。
ただし、フォーマルな場やビジネスの場面では握手することが主流です。
地域によってそのスタイルが異なる場合があり、南イタリアでは親しみやすく、北部は控えめな傾向にあります。
お辞儀は一般的ではなく、一言挨拶を交わすのが基本です。
- 私が住んでいるベネト州の田舎では、フォーマルな場面や初対面の人とは握手することがほとんど。
- 親しい友人とは抱擁やキスをすることもあるがが、頻繁ではない。
- 北イタリア人は控えめでビジネスライクで効率重視、南イタリア人はフレンドリーで親しみやすく家族重視
家探しの難しさ
イタリアの賃貸市場は競争が激しく、特に良い物件はすぐに埋まってしまうことがあります。
物件探しには早めのリサーチも重要です。多くのイタリア人は知人ネットワークを活用したり、オンライン掲示板を利用して直接オーナーとやり取りをします。
不動産業者を介す場合もありますが、手数料が高額になることが多く、個人間での契約にする人も多いです。
- 家探しは本当に大変。イタリア人の知人がいないとさらに苦労するかも。
- 不動産情報の載ったアプリは、詐欺の物件もいくつか存在するので注意が必要。
- 賃貸や売家の張り紙をみてオーナーに直接連絡する手段もあるが、イタリア人ですら交渉は簡単にはいかない。
滞在許可に関する手続き
イタリアで長期滞在を希望する場合、到着後8日以内に滞在許可を申請する必要があります。
申請は移民局で行われますが、必要書類は申請する場所によって異なることがあります。
リスト化されていないためか、担当者によって案内される内容が違うこともよくあります。
そのため、回答が二転三転し、何度も足を運ばなければならないことが少なくありません。
また、手続きに必要な書類が突然変更されることも珍しくないので、時間に余裕を持って手続きを進めていくことが重要です。
- 移民局では予約時間があっても、かなり待たされる。
- 滞在許可証に記載されている番号まで細かくチェックしないと、間違っていることがある。
- 時間だけでなく、心にもゆとりを持って手続きしないと、メンタルがやられそうになる。
日常生活の手続きや役所での対応
イタリアの行政手続きは、事前に予約が必要な場合が多く、すぐに予約が取れないこともあります。
手続きの効率が悪く、書類の受け取りや申請内容の確認に時間がかかることが一般的です。
また、書類に誤りがあることも。日本の迅速で正確な行政サービスに慣れている人にとっては、対応が煩雑でストレスを感じるかもしれません。
- 私の住んでいる地域の市役所は予約が必須。役所の対応もスムーズではないことが多々あり。
- 書類のミスや遅延もあり、日本の感覚では本当に驚かされる。
- 滞在許可の申請や公式な書類の発行時には、収入印紙を購入してから手続きにいかないといけない。
イタリア語学習の必要性
都市部では英語が通じる場所もありますが、日常生活の多くの場面でイタリア語が求められます。
特に役所での手続きや病院での対応はイタリア語が基本となり、英語が通じるケースは限られています。
学生やビジネスで移住する場合でも、基本的なイタリア語のスキルがあると生活が格段に楽になります。
都市での生活をよりスムーズに進めるために、イタリア語を事前に学んでおくことをお勧めします。
- 特に田舎に住んでいるからかもしれないが、英語で話せるか聞いても断られる。
- イタリア語が話せないと、孤立してしまう可能性もある。
- イタリア語を話す・聞く姿勢持ち、学ぶ努力をすると、歩み寄ってくれる人が多い。
イタリアでの生活コスト
生活費は地域によって大きく異なり、都市部は田舎に比べて物価が高い傾向があります。
ミラノやローマなどの都市では、家賃や外食費が特に高く、バールでのエスプレッソも観光エリアでは2~3ユーロになることが一般的です。
水もスーパーでは0.3~0.5ユーロ程度ですが、観光地では1ユーロ以上に跳ね上がります。
田舎では生活費を抑えられるものの、交通費や車の維持費を考慮する必要があります。
- 郊外のレストランでは、大体8ユーロ前後で、美味しくて大きな一枚のピザを食べることができる。
- イタリアの暑い夏にはジェラートが欠かせないが、観光地のジェラートは高いうえに味もイマイチなことがある。
- 田舎は安くて新鮮な農産物が手に入れやすい。
イタリアでの移動手段
都市部では路面電車やバスが発達しており、公共交通機関を利用しての移動が比較的容易です。
しかし、田舎では電車が通っていない地域が多く、公共交通は基本的にバスのみです。
さらにバスの本数も少なく、運行時間が限られているため、車がないと非常に不便です。
学校に通う学生さんやお子さんがいる家庭では、特に小学校まで親の送迎が一般的で、通学は大きな課題です。
住む場所を決める際には、交通事情を考慮することが大切です。
- 田舎では車がないと本当に不便。
- 私が住んでいる地域では、タクシーを一度も見かけたことがないくらい走っていない。
- インターナショナルスクールはほとんどが都市部に集中しているため、田舎から通うのは厳しい。
まとめ
今回は、移住してから気づいたことや、生活するうえで課題になった7つのポイントをご紹介しました。
簡単な説明ですが、調べるきっかけや準備を進めるためのヒントとして役立てていただければ幸いです。
皆さんの移住がスムーズに進み、充実した日々が送れることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!