同居の利点と欠点

こんにちは、ぽれんたです。

現在私は夫の実家にて、舅、夫、娘の4人で生活しています。アパートを借りるまでという限定同居ですが、なかなか大変な毎日を送っています。そこで、同居する中で感じた利点や欠点などを、経験談ともにご紹介したいと思います。

日本の実家で母親と1年間、イタリアに移住するまでの間一緒に生活していました。現在イタリアでは、舅の家で1年半居候させてもらっています。

あくま私の個人的感想で、相手の性格や個性・考えは一切考慮していない、自分側の一方的な発言になりますがご了承ください。今後同居を考えている方の参考に少しでもなれば嬉しいです。

同居で一番感じた辛い部分

なんといってもストレスが半端ないことです。どうしても我慢しなければいけない場面に遭遇します。

生活習慣の違いや考え方・価値観の違いは夫婦でも喧嘩の原因になりますよね。

それが両親・義両親ともなれば大変さは倍増です。

平和に過ごそうと努力すればするほどストレスが溜まっていくかもしれません。

私の場合はこんなことでストレスを感じていました。

実家でのストレス

  • 生活習慣のダメ出しをされる
  • 金銭面に関して揉める
  • 夫婦の時間や家族だけの時間が取れない
  • 外食や旅行など、気軽に行きにくくなる
  • 電化製品や家具など買いたいものがあっても自由に買えない
  • 家の中の勝手が全て母親スタイルなのでスムーズに家事全般行いづらい

舅の家でのストレス

  • 生活習慣に関して文句を言われる
  • 孫の子育てに関して干渉してくる
  • 料理が自由に作れない
  • 夫婦の時間や家族だけの時間が、外出する以外全く取れない
  • どうしてもやめてほしいなと思う部分をお願いしても聞いてくれない
  • 家が汚いなど良い状態ではない。(改善したくてもさせてくれない)
  • 危険な部分を改善できず、子供を自由に遊ばせることができない
  • 電化製品や家具など買いたいものがあっても買えない
  • 家でゆっくりできる場所がベットの上しかない

実家は何でも言いやすいので言いたいことを我慢することは少ないですが、逆にお互い遠慮がないのでカチンとくる場面が多々ありました。

それでもやはり実の親子ですので、同居しても居心地が良いのは断然実家でした。多少の不便は感じてもそれでも同居だからこその恩恵も受けたなと感じています。

しかし義実家は、そうそう簡単に上手くいく話ではありませんでした。同居し始めてから一年半が経ちましたが、正直苦労の方が多いように感じています。

たまらなく同居を解消したくなる瞬間

義実家では、実家では経験しなかったトラブルに遭遇しました。そのギャップに本当に驚愕し、自分を見失いそうになるくらい苦しみました。同居する前にもっと話合っておけば良かったと、心から悔やみ自分を責めたくらいです。

ですので、特に義実家での同居をする際は慎重になることをお勧めします。どうしても同居が必要な方は、事前にルールは絶対決めておくべきです。

参考までに私の中で最も苦労した3つをご紹介します。

●子育てに関して否定されたとき

舅は基本的に夫婦のことに干渉はしてきません。そこは助かるのですが、しかし孫のこととなるとまた別のようで、やたらと干渉してきます。

甘やかしたくなる気持ちはわかりますし、可愛がってくれることは嬉しいことなので感謝はしています。そして教育に関しても、いくら昔の子育ての考え方であっても(私も昔の子育て方法で育ちましたから)譲歩していましたし、尊重もしていました。

基本的に嫌だなと思うことでも否定せず受け流してきました。しかし私が反論しないことをいいことに、娘の母親である私の子育てに対する考え方や方法を否定され、夫に文句を言われたことがあります。

その瞬間私は、我慢していたものが爆発し夫婦喧嘩のみならず、舅も巻き込んで大喧嘩に発展してしまいました。ですが舅は全く私の話どころか、夫の話も聞いてくれませんでした。

結局私が折れるしか解決策がなく、他人の考えを尊重する気がない舅に嫌気がさしてしまいました。

お金のことで理不尽な文句を言われたとき

また風呂にはいるのか?毎日入る必要があるのか、もったいない。

今日も洗濯機を使うのか?お金がかかる、せめて2日に1回にしろ。

何品食事を作るつもりだ?食費が高い、食べ過ぎだ。

オーブントースターを毎日使うな。電気代がかかる。

などなど言い出したらキリがないのですが、同居し始めた最初の頃、生活費の細かい部分まで後を追うように毎日言われていました。

夜も晩御飯を食べるとき以外は基本、豆電球一つしかつけずに過ごすような毎日を未だに送っています。普通に電気をつけたら嫌味を散々聞く羽目になるんです…。

最近はまだ慣れてきたせいか、文句を言われないように上手く家をまわしながら生活できていますが、最初の一年間は毎日のように何か衝突がありました。

子育てしながら、舅の価値観やご機嫌に全て合わせながら、肩身の狭い思いをしながら生活していたら、生きていく意味を見失いそうになります!

トラブルが起きているのに一向に解決しようとしなかったとき

何が起こったか全部話すととても長い話になってしまうので、簡単に言うと、ガスが2週間使えなくなるというトラブルが起こりました。原因は約1年もの間、ガス代を支払っていなかったからです。

現代において、災害などの非常事態でもないのに2週間火が使えない、お湯が出ないのでシャワーも出来ない、そんな生活考えられますか?

もちろんガス代が払えないほどのお財布事情ではありません。水道光熱費もろもろ生活費は折半しています。ただただ舅の管理不足が原因のトラブルでした。

私達夫婦が早く解決したくて行動に移そうとしても、名義人ではないので何もできませんでした。ですから舅にお願いして行動に移そうと促しました。

しかし何かと言い訳をつけてテレビの前から動かず、最後には怒って文句を言われる始末でした。

日常生活に支障をきたして困っているときでさえ、発言する権利すらないのかと愕然としました。全ての舅の行動・発言を受け入れる以外の何も権利を与えられていないような、ただ住まわせてもらっているから感謝しろと言わんばかりの状況に、心底うんざりしてしまいました。

同居して良かったと感じる点

最初に同居の欠点部分ばかりご紹介しましたが、利点ももちろん存在します。ここからは私が思う、同居しているからこそ「できること」を3つご紹介します。

貯金ができる

なんといっても同居の最大の利点は貯金ができることではないでしょうか。自分たちだけで住んだ場合と比べて、同居でかかる生活費は半分ほどに抑えられています。

参考までに我が家の家計の一例

給料 :  29万円

食費 (外食費や消耗品含む) : 7万円

水道光熱費 : 3万円

通信費 (携帯) : 4千円

交通費 (ガソリン代) : 2万円

税金 : 1万円

医療費 (薬代など) : 6千円

交際費 : 7千円

洋服代 : 1万5千円

嗜好品代 (夫の電子たばこ代) 5千円

支出合計 : 16万2千円

貯金額 : 12万8千円

ざっくばらんな家計ではありますが、我が家の低収入であっても10万円貯金できました。

生活費を折半できる同居の恩恵だと感じています。高収入の方や共働きの方はもっと余裕ができるのではないでしょうか。

現状我が家はアパートを借りるための資金を貯めることを優先していますが、教育費や保険などに力を入れることもできるのではないかと思います。

食事を作ってくれる(家事を分担できる)

二つ目の利点は家事を分担できることです。我が家の場合は舅がキッチン回りの家事しかできない人なので、掃除は基本的に私が行います。

しかしランチは舅が毎日担当し、私は約1年半作っていません。ランチに頭を悩ます必要がないので、午前中子供の世話や家事に焦ることが全くありません。それどころか自分のための時間を取っているくらいです。

そして掃除ですらも、手を抜ける部分があるなと感じています。言い方は悪いですが、「まあ私の家じゃないし、適当でいっか!」みたいなことです。

色々小言をいわれるくらいなら最初から何もしない、これに限ります!私自身が嫌だな・気持ち悪いなと思う部分だけ掃除をしたり最低限の家事を行い、後の家の管理は舅がするもしないも本人の自由スタイルです。

子供の相手をしてくれる

用事をしたいのに子供がちょっかいをかけてきて思うように作業が進まない、なんてことありますよね。そんな時は舅の出番です。

パソコンさわりたいから、とかシャワーしたいから、といって私は娘の面倒をみてもらいます。舅も孫のことなら嫌とは言えません。

もし同居していなかったら、ワンオペになって本当に大変だったと思います。特に現在私は専業主婦のため、家事全般は私がすることになっています。

ですのでそれプラス育児ともなると、同居のストレスはなかったとしても、育児でストレスが溜まって爆発していたかもしれません。

今はもし私が娘にイライラしても、舅がうまい具合に相手をしてくれています。逆に”娘を独り占めできないのが嫌だ”と思える余裕の心を持てるくらいです。

そういった意味では、常に舅がいることに心から感謝しなければいけません。

結論

同居はルールを決めてから期限付きで行うか、玄関も別々の二世帯住宅の方がいいのではないかと思います。

私のように、どうにかなるだろう精神で安易に同居することは、本当にお勧めしません。必ず問題が発生し、悩まなくてはいけないことになります。

以上、私の同居の利点・欠点のご紹介でした。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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